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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻2号

1960年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

高い網膜中心動脈血圧を測る為の新作バイヤール型オフサルモダイナモメーターの紹介

著者: 百瀨皓1

所属機関: 1桐生厚生病院眼科

ページ範囲:P.207 - P.209

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 網膜中心動脈血圧の測定は,各種高血圧症の臨床に於て益々重要性を増しつつある。
 現在我国で広く一般的に用いられているオフサルモダイナモメーターは,1)バイヤール氏オフサルモダイナモメーター,2)慶大式オフサルモダイナモメーター,3)新大式装置,4)慶大式電気眼底血圧計,4)ミュラー氏ディナモメーター等がある。その内バイヤール氏オフサルモダイナモメーターは,簡便で我々のクリニックに於てのみならず,病室或は患家に於ても簡単に使用することが出来る。しかし乍らこのオフナルモダイナモメーターは,その作成された当初の目的が実験的使用を目的にした為であろうか,測定範囲がせまく,例えばバイヤール長谷部の基礎眼圧直線を用いた場合,基礎眼圧25mmHgでもって122mmHgまでの網膜中心動脈血圧が測定出来るのみで,ために高血圧症の臨床に於てはしばしば測定出来ない程高い血圧に接することをその短所としている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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