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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
滑車上神経局所麻酔による近視治療法について
著者: 羽出山昭1
所属機関: 1順天堂大学院眼科学教室
ページ範囲:P.330 - P.340
文献購入ページに移動緒言
近視の治療法は現在まで多くの眼科医により種種の方法が試みられて居るが,それ等の方法には確実な効果を示すものが少く,また応用範囲が限られて居て,まだ不完全と言う他はない。
例えば(Fukala)フカラ氏水晶体摘出術は1つの有効な近視治療法1)2)であるが,その適用範囲は,ごく高度近視に限られ,時に合併症を伴なう事が有るからあまり利用価値の大きい治療法とは言えない。佐藤教授の角膜表裏両面切開法3)4)5)6)は,軽度ないし中等度近視に利用され応用範囲最も広く効果はみるべきものがあるが,高度の熟練を必要とする。
近視の治療法は現在まで多くの眼科医により種種の方法が試みられて居るが,それ等の方法には確実な効果を示すものが少く,また応用範囲が限られて居て,まだ不完全と言う他はない。
例えば(Fukala)フカラ氏水晶体摘出術は1つの有効な近視治療法1)2)であるが,その適用範囲は,ごく高度近視に限られ,時に合併症を伴なう事が有るからあまり利用価値の大きい治療法とは言えない。佐藤教授の角膜表裏両面切開法3)4)5)6)は,軽度ないし中等度近視に利用され応用範囲最も広く効果はみるべきものがあるが,高度の熟練を必要とする。
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