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文献概要
特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
Raeder症候群について
著者: 谷道之1
所属機関: 1京都府立医大眼科教室
ページ範囲:P.394 - P.400
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血管運動障害或は,発汗異常を伴わない不全型のHorner症候群に,三叉神経領域の疼痛性麻痺を合併した症候群を,Raederが,1918年に,傍三叉神経症候群(Paratrigeminal syndrome)と名づけて報告した1)。その後,Raeder症候群とも呼ばれている。本邦では,未だ,本症候群としての報告例が,みあたらないが,私は1例を経験したので茲に報告する。
血管運動障害或は,発汗異常を伴わない不全型のHorner症候群に,三叉神経領域の疼痛性麻痺を合併した症候群を,Raederが,1918年に,傍三叉神経症候群(Paratrigeminal syndrome)と名づけて報告した1)。その後,Raeder症候群とも呼ばれている。本邦では,未だ,本症候群としての報告例が,みあたらないが,私は1例を経験したので茲に報告する。
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