icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻2号

1960年02月発行

特集 第13回臨床眼科学会号

一般講演

興味ある臨床経過をとつた蜘網膜炎例

著者: 酒谷信一1 多木喬郎1

所属機関: 1神戸医大眼科学教室

ページ範囲:P.405 - P.408

文献概要

緒言
 脳底部蜘網膜炎は,視神経障碍と共に,屡々,中頭蓋窩にある脳神経の麻痺を伴うのであるが,これらの神経の障碍は,非連続的にも起り,且つ症状の増悪と緩解を繰返すことが多い。
 著者等は,一眼づつ発病時期を異にして,急性球後視神経炎が両眼に起り,完全に視力が回復した後,二眼の外転神経麻痺を来し,開頭手術によつて,これらの神経の障碍機転が脳底部蜘網膜炎によるものと考えられる症例を経験した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら