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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
興味ある臨床経過をとつた蜘網膜炎例
著者: 酒谷信一1 多木喬郎1
所属機関: 1神戸医大眼科学教室
ページ範囲:P.405 - P.408
文献購入ページに移動緒言
脳底部蜘網膜炎は,視神経障碍と共に,屡々,中頭蓋窩にある脳神経の麻痺を伴うのであるが,これらの神経の障碍は,非連続的にも起り,且つ症状の増悪と緩解を繰返すことが多い。
著者等は,一眼づつ発病時期を異にして,急性球後視神経炎が両眼に起り,完全に視力が回復した後,二眼の外転神経麻痺を来し,開頭手術によつて,これらの神経の障碍機転が脳底部蜘網膜炎によるものと考えられる症例を経験した。
脳底部蜘網膜炎は,視神経障碍と共に,屡々,中頭蓋窩にある脳神経の麻痺を伴うのであるが,これらの神経の障碍は,非連続的にも起り,且つ症状の増悪と緩解を繰返すことが多い。
著者等は,一眼づつ発病時期を異にして,急性球後視神経炎が両眼に起り,完全に視力が回復した後,二眼の外転神経麻痺を来し,開頭手術によつて,これらの神経の障碍機転が脳底部蜘網膜炎によるものと考えられる症例を経験した。
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