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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
全色盲及び全色弱のERGについて
著者: 坂梨仁宏1 真田知彰1
所属機関: 1東京医大眼科学教室
ページ範囲:P.465 - P.472
文献購入ページに移動I.緒言
従来臨床的に先天性全色盲と呼ばれて来た色覚異常は稀とは云いながら比較的多いもので,我国に於てさえも所謂先天性全色盲は110余例も報告されている。併し此のElectroretinogram (ERG)に関する報告は未だ極めて少く,Vukovich,Do-dt, Wadensten, François, Verriest, De Rou-ck, Goodman, Iser, Bornschein, Heck, Ren-dahl, Elenius, Zewi,広瀨の諸氏の報告をみるのみである。著者等は臨床的に全色盲或は全色弱と診断された5例に就いてERGを記録したので,其の他の検査成績と比較検討してみたところ興味ある結果を得たので報告する。
従来臨床的に先天性全色盲と呼ばれて来た色覚異常は稀とは云いながら比較的多いもので,我国に於てさえも所謂先天性全色盲は110余例も報告されている。併し此のElectroretinogram (ERG)に関する報告は未だ極めて少く,Vukovich,Do-dt, Wadensten, François, Verriest, De Rou-ck, Goodman, Iser, Bornschein, Heck, Ren-dahl, Elenius, Zewi,広瀨の諸氏の報告をみるのみである。著者等は臨床的に全色盲或は全色弱と診断された5例に就いてERGを記録したので,其の他の検査成績と比較検討してみたところ興味ある結果を得たので報告する。
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