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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
老人病学の一つの場としてのERGの意義
著者: 浅山亮二1 永田誠1
所属機関: 1京大眼科
ページ範囲:P.472 - P.480
文献購入ページに移動緒言
老人の病態生理に関する研究は最近我国に於ても漸く盛となりつつあるが元来地道な系統的研究の蓄積によつてのみその発展の期待し得る分野である。我々は今回京都大学医学部前川内科を中心として行われた老人の病態生理に関する臨床的統計観察に協力して眼科的検索を行い,特に今回の研究が中枢神経系障碍を中心とするものである事に鑑み,眼科に於ては特にERGによつて網膜機能状態を測定し,種々示唆に富む結果を得たので此処に報告する。
老人の病態生理に関する研究は最近我国に於ても漸く盛となりつつあるが元来地道な系統的研究の蓄積によつてのみその発展の期待し得る分野である。我々は今回京都大学医学部前川内科を中心として行われた老人の病態生理に関する臨床的統計観察に協力して眼科的検索を行い,特に今回の研究が中枢神経系障碍を中心とするものである事に鑑み,眼科に於ては特にERGによつて網膜機能状態を測定し,種々示唆に富む結果を得たので此処に報告する。
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