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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻2号

1960年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

照明と眼の疲労

著者: 鈴木樹子1

所属機関: 1名古屋市立大学眼科教室

ページ範囲:P.491 - P.506

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緒言
 照明は我々の日常生活に欠くべからざるものであるが,これが眼機能に及ぼす影響は甚だ大であることはいうまでもない。その影響は主として,眼の疲労という状態で現われてくる。疲労という現象の本態が漠然としている今日,眼の疲労に対しても科学的に説明することは困難である。しかし,全身の疲労と眼機能とは密接な関係がある。疲労判定の対象となる眼機能としては,視力,視野,調節,輻輳,瞳孔,眼位,眼球運動,瞬き,色覚,光覚などおよびこれらを応用したものなどがある。そして,これ等の眼機能の測定法は一長一短があつて,一様に疲労と関係するというわけでなく,また結びつきが強くても測定の困難な場合もある。
 調節機能測定については,萩野・鈴村がすでに調節作用の微細な変化まで把握出来る装置であるところの自記眼精疲労計を考按し発表している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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