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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
尋常狼瘡に併発した眼症状について
著者: 篠塚良子1
所属機関: 1関東逓信病院眼科
ページ範囲:P.515 - P.518
文献購入ページに移動緒言
結核に依り生ずる皮膚発疹の様相は,結核菌の毒力,組織の抵抗,並にアレルギー等によりさまざまであるが,これらを大別して真性結核と,結核疹とに区別することが出来る。私は最近,真性の皮膚結核である尋常性狼瘡1例と,結核疹である顔面播種状栗粒性狼瘡1例の,何れも典型的な症例に,眼症状の合併した例を観察したのでここに報告する。
結核に依り生ずる皮膚発疹の様相は,結核菌の毒力,組織の抵抗,並にアレルギー等によりさまざまであるが,これらを大別して真性結核と,結核疹とに区別することが出来る。私は最近,真性の皮膚結核である尋常性狼瘡1例と,結核疹である顔面播種状栗粒性狼瘡1例の,何れも典型的な症例に,眼症状の合併した例を観察したのでここに報告する。
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