icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻2号

1960年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

単純ヘルペスの血清学的研究

著者: 小池和夫1 横山烋子1

所属機関: 1東大分院眼科

ページ範囲:P.527 - P.527

文献購入ページに移動
 角膜ヘルペスは戦後Cortisone等の普及につれてややその数を増し,且つ重症な症例に遭遇する様になりました。そして角膜炎治癒後も永久的な混濁を残し,視力障害の原因を作る点に於いて全身ヘルペス感染症の中でも特に重要な疾患であります。
 然しこのヘルペス感染症に関しては未だ充分に解明されてはおりません。ウイルスと宿主の殆んど完全な共生(symbiosis)の関係,特にそのヘルペス潜伏性の問題は真に特異的であります。吾々はこの点に関し血清学的な面から特に角膜ヘルペスを中心として中和抗体の検索を行いました。測定方法はChangの結膜細胞を使用し組織培養法に依りました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?