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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
特発性葡萄膜炎の全身的検索特に肝・腎・副腎機能について
著者: 海老原雄一1
所属機関: 1千葉大学医学部眼科教室
ページ範囲:P.543 - P.552
文献購入ページに移動緒言
特発性葡萄膜炎の原因に関しては,古くは結核,梅毒,又最近有力となつて来たウイルス説を含めて,種々研究報告があるが,まだ確定するには至つていない。
1906年Vogt1)の亜急性重症虹彩毛様体炎に腱毛・眉毛白変の報告,1914年小柳氏に依る葡萄膜炎に伴う毛髪の脱落白変に就いての2症例報告2),更に1922年原田氏の両眼の網膜剥離を伴える急性脈絡膜炎の報告3)等に始まる特発性葡萄膜炎は,その特異なる臨床症状により,全身的疾患と見做されるものであるが,先に馬島氏4)は,特発性葡萄膜炎に潜在性肝機能障害が屡々認められたことを報告した。
特発性葡萄膜炎の原因に関しては,古くは結核,梅毒,又最近有力となつて来たウイルス説を含めて,種々研究報告があるが,まだ確定するには至つていない。
1906年Vogt1)の亜急性重症虹彩毛様体炎に腱毛・眉毛白変の報告,1914年小柳氏に依る葡萄膜炎に伴う毛髪の脱落白変に就いての2症例報告2),更に1922年原田氏の両眼の網膜剥離を伴える急性脈絡膜炎の報告3)等に始まる特発性葡萄膜炎は,その特異なる臨床症状により,全身的疾患と見做されるものであるが,先に馬島氏4)は,特発性葡萄膜炎に潜在性肝機能障害が屡々認められたことを報告した。
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