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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
中心暗点の発生機序について(第1報)
著者: 浦田誠康1 杉野杜子1
所属機関: 1九大眼科
ページ範囲:P.606 - P.610
文献購入ページに移動緒言
視束交叉部附近の障害に於ける視野変状には,半盲症が多いが,該部の腫瘍に際し急性球後視束炎症状,即ち盲中心暗点を初発症状とする症例のある事は,吾国に於ても田村の報告以来注意されている所である。一般には発病の初期に見られるが,又経過の途中に於ても盲中心暗点が存在する事が知られている。
此の盲中心暗点は視路の何処かで,乳頭黄斑線維(M.P.f.)が選択的に障害をうけた時に発現するものであるが,発生した暗点の性状は,視路特に視束交叉部附近に於ける神経線維の走向の複雑性と相俟つて多種多様である。
視束交叉部附近の障害に於ける視野変状には,半盲症が多いが,該部の腫瘍に際し急性球後視束炎症状,即ち盲中心暗点を初発症状とする症例のある事は,吾国に於ても田村の報告以来注意されている所である。一般には発病の初期に見られるが,又経過の途中に於ても盲中心暗点が存在する事が知られている。
此の盲中心暗点は視路の何処かで,乳頭黄斑線維(M.P.f.)が選択的に障害をうけた時に発現するものであるが,発生した暗点の性状は,視路特に視束交叉部附近に於ける神経線維の走向の複雑性と相俟つて多種多様である。
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