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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
外眼筋の筋電図に見られる周期性,その斜視眼に於ける変化—その1.麻痺性斜視の拮抗筋について
著者: 久保木鉄也1 川島哲子1 土門恵美1
所属機関: 1弘大眼科
ページ範囲:P.611 - P.615
文献購入ページに移動斜視を筋電図によつて解析しようとする試みは外眼筋の筋電図が始まつた当初からの1つの目標であつたが,最近迄殆んど手がつけられなかつた。それは斜視という現象が元来定量的な方法を以て即ち数値を以て表現される現象であるのに,一般に筋電図は技術的に数値を以て表現されにくいものだからである。
Björk1)(1954),Breinin2)(1958)はその論文の中で共働性斜視の外眼筋の筋電図について僅かに言及しているが,何れも推測の域を出ない。鈴木(1959)(私信)は,単一神経筋単位(NMU)の放電頻度を指標として共働性斜視の広範な研究を行つた。これは共働性斜視に於ける筋電図的研究の最初の業績と云える。
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