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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻3号

1960年03月発行

文献概要

臨床実験

瞳孔色素沈着の成因について

著者: 水野勝義1

所属機関: 1名市大

ページ範囲:P.771 - P.775

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 慢性虹彩毛様体炎に際し,屡々見られる瞳孔縁及び瞳孔内の色素顆粒の沈着は,主として,虹彩後癒着後の散瞳に起因すると考えられている。然し,瞳孔縁とは全く関係がないと思われる中央部に色素の散在を認める事が屡々ある。かかる場合の色素顆粒の由来を追求する目的で,牛眼球より抽出したメラニン顆粒を硝子体に注入し,白色家兎眼球に,慢性虹彩炎に於ける瞳孔色素異常と同様な所見を成立させる事が出来たので,その成因に関する考按を発表する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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