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日本トラホーム予防協会々誌
トラコーマ集団治療に関する研究—第2報 トラコーマ集団治療に於ける再発及び再燃
著者: 浅水逸郎1
所属機関: 1東北大眼科
ページ範囲:P.13 - P.20
文献購入ページに移動I.緒言
第1報に於てト治療法とその成績につき若干の問題点に触れたが,本報に於ては屡々問題になる再発・再燃につきその実態を調査した。
最近の多数のト治療成績は良好であり,更にその遠隔成績に於ても治癒率は高率であるとの報告も尠くない。しかし,著者の特に農村に於ける成績は必ずしも之を肯定し得るものでなく,寧ろ否定的な成績がある。即ち多くの集団治療校に於ては,治療終了後,3ケ月位は未治癒者の治癒に至る傾向が認められるが,此の頃より再発・再燃者が多くなり,6ケ月以後になると或る場合には治療前と差異を認め難い程,此等の症例が増加する。
第1報に於てト治療法とその成績につき若干の問題点に触れたが,本報に於ては屡々問題になる再発・再燃につきその実態を調査した。
最近の多数のト治療成績は良好であり,更にその遠隔成績に於ても治癒率は高率であるとの報告も尠くない。しかし,著者の特に農村に於ける成績は必ずしも之を肯定し得るものでなく,寧ろ否定的な成績がある。即ち多くの集団治療校に於ては,治療終了後,3ケ月位は未治癒者の治癒に至る傾向が認められるが,此の頃より再発・再燃者が多くなり,6ケ月以後になると或る場合には治療前と差異を認め難い程,此等の症例が増加する。
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