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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻4号

1960年04月発行

文献概要

銀海余滴

大は小を兼ねるか

著者: 初田博司

所属機関:

ページ範囲:P.832 - P.832

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 患者の結膜嚢内に医師が点眼する薬液の量は屡々多きにすぎるきらいがある。試みにマーキユロ,トリパフラビン,フルオレスチン等の色素液を点眼してみると,如何に少量にて十分であるかを知る筈である。軟膏点入も亦同様である。必要量の何倍かをその都度無駄にしているのは感心出来ない。不経済のみならず,色素液で患者の衣服を汚し,軟膏で一時的であるが開瞼困難となるなど,大は小を兼ねることにはならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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