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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻4号

1960年04月発行

文献概要

臨床実験

ベーシェット病の臨床経過と其の病理組織所見

著者: 福田順一1 川口夫佐子1

所属機関: 1慈恵医大眼科教室

ページ範囲:P.847 - P.851

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I.緒言
 反復する前房蓄膿及鞏膜炎,視神経網膜炎等を主症状として,更に外陰部の潰瘍や皮膚紅斑,リウマチ様疼痛等の諸症状を総括してB氏症候群と呼ばれている事は周知の通りであるが,既に我国でも多数の報告が有るにも拘わらず,病原体や病変の経緯に就いては,明らかでない。B氏は塗抹標本検査により,ビールスに起因すると記載しているが,私は本疾患の摘出眼球について検索する事を得たので,先人諸氏の研究に追加して,其の病理組織学的所見を報告し,本疾患の本体解明に貢献せんとするものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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