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臨床実験
皮膚粘膜移行部症候群と眼疾—その3 薬剤過敏症
著者: 小倉重成
所属機関:
ページ範囲:P.872 - P.877
文献購入ページに移動 ペニシリン,サイクリン等の抗生物質,昇汞,沃素その他の薬剤に対する過敏症には屡々遭遇する所であり,その過敏性は一旦獲得した以上半ば不治であり,之等の薬剤の使用をさける以外には方法がないかの如く考えられがちである。ところが之等のアレルギー性疾患には程度の差こそあれ皮膚粘膜移行部症候群(以下皮粘移群と略記)が必発であり,食養の指導によつて之等症候群と過敏症とが平行して治癒に赴き,嘗ての亢原だつた薬剤が不安なく使用可能となる事が珍らしくない。
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