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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻4号

1960年04月発行

文献概要

臨床実験

皮膚粘膜移行部症候群と眼疾—その3 薬剤過敏症

著者: 小倉重成

所属機関:

ページ範囲:P.872 - P.877

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 ペニシリン,サイクリン等の抗生物質,昇汞,沃素その他の薬剤に対する過敏症には屡々遭遇する所であり,その過敏性は一旦獲得した以上半ば不治であり,之等の薬剤の使用をさける以外には方法がないかの如く考えられがちである。ところが之等のアレルギー性疾患には程度の差こそあれ皮膚粘膜移行部症候群(以下皮粘移群と略記)が必発であり,食養の指導によつて之等症候群と過敏症とが平行して治癒に赴き,嘗ての亢原だつた薬剤が不安なく使用可能となる事が珍らしくない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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