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銀海余滴
国民皆保険への疑問(1)
著者: 桐沢長徳
所属機関:
ページ範囲:P.887 - P.887
文献購入ページに移動 「国民皆(健康)保険」が日本では最上の国是の如く推進されていて,医師以外の世論は無条件でこれに賛成しているように見える。
然し,国民皆保険が理想的な医療の内容を伴うものならば誰も異存のあるべき筈はないのであるが,現在のままの皆保険は最低医療の悪平等的な強制であり,かつ医学の進歩を阻害する危険を内蔵している所に何としても黙視しえないものがある。
然し,国民皆保険が理想的な医療の内容を伴うものならば誰も異存のあるべき筈はないのであるが,現在のままの皆保険は最低医療の悪平等的な強制であり,かつ医学の進歩を阻害する危険を内蔵している所に何としても黙視しえないものがある。
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