文献詳細
文献概要
臨床実験
眼部帯状疱疹に合併せる上鞏膜炎の1例
著者: 奥田安世1
所属機関: 1日本医大眼科
ページ範囲:P.939 - P.943
文献購入ページに移動緒言
眼部帯状疱疹は三叉神経第一枝:第二枝支配領域に発生する疾患で,その原因としては,1920年Wilhelm Gruterがヘルペスから採取した材料の家兎角膜内移植に成功して以来,ヘルペスヴィールスによるものであるとされ,その後の諸学者の動物実験により,神経侵襲性を有する一種のヴィールスによる伝染性疾患であることが一般に認められている。
外傷・感冒・中毒その他の全身疾患に続発し,或いは何等考えられる原因なしに発熱・頭痛が前馳し,或いは突然に一定神経の走行に沿い皮膚に水疱を生じ有痛性の知覚鈍麻・淋巴腺腫脹をおこし,2〜3週間で色素沈着・瘢痕を貽して治癒するものである。
眼部帯状疱疹は三叉神経第一枝:第二枝支配領域に発生する疾患で,その原因としては,1920年Wilhelm Gruterがヘルペスから採取した材料の家兎角膜内移植に成功して以来,ヘルペスヴィールスによるものであるとされ,その後の諸学者の動物実験により,神経侵襲性を有する一種のヴィールスによる伝染性疾患であることが一般に認められている。
外傷・感冒・中毒その他の全身疾患に続発し,或いは何等考えられる原因なしに発熱・頭痛が前馳し,或いは突然に一定神経の走行に沿い皮膚に水疱を生じ有痛性の知覚鈍麻・淋巴腺腫脹をおこし,2〜3週間で色素沈着・瘢痕を貽して治癒するものである。
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