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日本トラホーム予防協会会誌
トラコーマ集団治療に関する研究—第3報 集団治療における難治性および抗療性トラコーマについて(後編)
著者: 浅水逸郎1
所属機関: 1東北大学医学部眼科
ページ範囲:P.27 - P.29
文献購入ページに移動此の様な手術により結膜変化を模型的に整理すると第1図の如くなる。以下簡単に総括説明を加える。
(1)前垂形成型(前編症例1)最近は減少したがパクレン,トラコーマ鑷子等に依り強度に結膜を損傷し,主に膠原層迄侵された揚合,之が基礎となり発生すると考えられる。或いは強度の偽膜(或いは濃厚なベラーク)を作つた場合これの組織化が行われ,その下に濾胞,細胞浸潤が存在し,未治癒の状態となる。発生予防には勿論此の様な強度の手術を行わないことと,偽膜発生の場合その組織化の前に剥離を必要とする。
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