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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻6号

1960年06月発行

私の経験

本態性高血圧症と動脈硬化症との病態生理にもとづく分類

著者: 岩田秀三

ページ範囲:P.1108 - P.1114

文献概要

 本態性高血圧症はみな同一の経過をとつて進行するものではない。単に経過に遅速があるのみでなく,おのずから病型がある。あるものは永く生命を全うし,あるものは脳軟化となり心筋梗塞となり,あるものは脳出血となり,又あるものは尿毒症となる。これらの各型は各々異つた病態生理を示している。
 近時降圧剤と血液抗凝固剤の発達はこれらの病型を鑑別して致命的病変への発展を未然に防ぐ必要を益々痛感せしめるに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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