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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻7号

1960年07月発行

文献概要

臨床実験

結膜炎,涙嚢炎の細菌学的研究—第1編 一眼科医院の急性結膜炎患者の細菌学的研究,特に塗抹標本検索を中心として

著者: 伊東正明1

所属機関: 1山口医大眼科教室

ページ範囲:P.1149 - P.1157

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緒言
 従来眼科領域に於ても細菌学的検索は特に重視され,急性結膜炎患者の分泌物は先ず必ず塗抹標本をつくつてその菌検出を試み,菌の種類により一つ一つ薬剤を使い分ける習慣をつけられていた。近年になつて抗生物質の出現はその広範囲の有効スペクトルの為に常に多忙な外来診療では菌検査を省略して治療を行う習慣がつき始め,又それによつて特別不都合も認められない。
 私は化学療法剤が未だ充分普及していない時期に於て,某眼科開業医院外来に於ける急性結膜炎の分泌物を丹念に検査し,統計的に種々の観点から検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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