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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻7号

1960年07月発行

文献概要

臨床実験

緑内障の視野(第1報)

著者: 徳島邦子1 水垣勝代1 岡田隆子1 吹田りよ子1

所属機関: 1東京警察病院

ページ範囲:P.1160 - P.1164

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I.緒論
 緑内障の診断に就いて,視野の検査は非常に大きな役割を果している。緑内障の臨床的症状が少く,疑わしいような場合,又緑内障の原因に就いての考察や,治療方針の推定,外科的処置の必要性の有無,予後判定等の場合に他の所見や検査と関連して重要である。
 私共は緑内障の視野変化を,周辺視野計及平面視野計を用いて,1)正常又は軽度の周辺部視野狭窄のみ認めるもの。2)マリオット氏盲点部の視野欠損。3)狭窄著しく固視点部にのみ視野の残存せるもの。の3つに分類して報告する。1)は緑内障の視野の内で最も初期のものであり,2)はその中間,3)は末期の状態のものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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