文献詳細
臨床実験
文献概要
頭蓋骨の畸型に,しばしば眼症状を伴うことは,古くより知られていた事実であるが,1912年CrouzonはDysostose cranio-faciale hérédi-taireなる疾患を,独立疾患として塔状頭蓋から,分離して発表した。この頭蓋骨縫合の早期癒合によると考えられるCraniostenosisの一異型である本疾患の報告は,欧米に於て,90例に達し,我国に於ても,萩野(1930年)以来20例をこえているが,我々も最近本症の1例に遭遇したので,報告する。
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