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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻8号

1960年08月発行

文献概要

臨床実験

幸運な眼球銅症の1例

著者: 佐野正純1 板津芳子1 木股京子1

所属機関: 1岐阜医大眼科

ページ範囲:P.1258 - P.1261

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 銅片が眼球内に竄入した際には,烈しい無菌的化膿性炎症を起して眼球癆に陥るか,或は徐々に眼球銅症を起して視力が次第に低下する事が多いとは周知の通りであつて,銅片が眼内に長時存在し而もかなりの視力を保ち得た例は,僅かに出羽氏,松永氏の2症例に過ぎない。
 私共は15年前,右眼内に銅片が入り其後殆んど無害に経過したが,最近眼球銅症を起したので来院し銅片を摘出して良好な視力を保持し得た症例に遭遇したので蕪に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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