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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻8号

1960年08月発行

文献概要

臨床実験

Circuletinの網膜動脈塞栓症及び高血圧性眼底疾患に及ぼす影響について

著者: 竹森愛子1 吉川浩子1

所属機関: 1国立東京第一病院眼科

ページ範囲:P.1275 - P.1282

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緒言
 哺乳動物の膵臓から抽出した膵臓内血圧降下物質であるCirculetin (帝国臓器製造,1糖衣錠中50生物学単位,注射10E,を有す)は,心機能の低下,及び流血量減少を来さぬ循環系降圧剤であり臨床的に種々の高血圧症(本態性,腎性,動脈硬化症等)高血圧随伴諸症,循環障碍諸症,狭心症,メニエル氏病,肢端冷感,ノイローゼ等に奏効するとの報告がある。
 此の度,帝国臓器よりCirculetin錠及び注射の試供を受けたので,主に高血圧及び,動脈硬化から来る網膜動脈塞栓症,及び数例の高血圧性眼底疾患に使用し,比較的良好な結果を得たので此処に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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