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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻8号

1960年08月発行

文献概要

臨床実験

Kenacort (Triamcinolone)の眼科的応用

著者: 浅山亮二1 三浦寬一1 中井洋1 宇山昌延1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.1297 - P.1306

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I.緒言
 眼科領域に於ける副腎皮質ホルモン療法は殆どが局所使用であるが,重症例や全身病の一分症として発症したものに対しては,全身的療法が卓効を奏する事は常に経験する所である。しかし初期に用いられたCortisoneは屡々副作用を伴い,為に自らその使用には限度があつたが,Predni-soloneが出現するや,有効量がCortisoneの5分の1となり副作用が激減し適応範囲が一段と広くなつた。
 所が最近,Dexamethasone,Triamcinolone,Methylprednisolone等の合成副腎皮質ホルモン製剤が出現し,効果の増進と共に副作用が遙かにすくなくなつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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