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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻9号

1960年09月発行

臨床実験

チスチン症(Fanconi症候群)における眼所見

著者: 浦山晃1 吉田冴子1

所属機関: 1東北大眼科

ページ範囲:P.1361 - P.1366

文献概要

 チスチン症とは,主として小児科領域で知られているひとつの代謝障害であるが,眼科医には殆んど知られることがなかつたために,眼科領域に登場するようになつたのは,つい1941年以来のことである。しかも眼所見に関するその報告は,今日まで僅か20余例に過ぎず,本邦に於ては,佐野氏が昭和27年小児科臨床誌上にて僅か触れたことがあるだけで,眼科誌上には未だ述べられたことがない。
 われわはここに最近遭遇した本症の1例を挙げて,眼チスチン症の存在に就ての注意を喚起したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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