文献詳細
臨床実験
文献概要
チスチン症とは,主として小児科領域で知られているひとつの代謝障害であるが,眼科医には殆んど知られることがなかつたために,眼科領域に登場するようになつたのは,つい1941年以来のことである。しかも眼所見に関するその報告は,今日まで僅か20余例に過ぎず,本邦に於ては,佐野氏が昭和27年小児科臨床誌上にて僅か触れたことがあるだけで,眼科誌上には未だ述べられたことがない。
われわはここに最近遭遇した本症の1例を挙げて,眼チスチン症の存在に就ての注意を喚起したい。
われわはここに最近遭遇した本症の1例を挙げて,眼チスチン症の存在に就ての注意を喚起したい。
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