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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻9号

1960年09月発行

文献概要

臨床実験

6α-Chloroprednisoneの眼科的応用

著者: 宇山昌延1 植田謙次郎1 錦織劭1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.1397 - P.1406

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I.緒言
 副腎皮質ホルモンは抗生物質と共に今や医学各分野に汎く頻用されている薬剤と称して過言でない。
 1949年HenchがCortisoneをリウマチ性疾患に用いて劇的な効果を得て以来,その卓抜した効果はあまねく研究者,臨床医学家の注目する所となり,より少い副作用,より強力な臨床的効果を示す誘導体を求め新製剤の発表が相次ぎ,まことに斯界の寵児とされるに至つた。即ちCortisoneからDehydrogenation, Methylation, Haloge-nation, Hydroxylation等の方法を用いてHy-drocortisone,6α-Methylprednisolone, Tria-mcinolone, Dexamethasone等の製剤が生み出され各々優秀な効果が報告されている。最近6位をHalogen化したものが合成されているが動物実験で可成り強い抗炎症作用を示すことが報告されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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