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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻9号

1960年09月発行

文献概要

臨床実験

搏動性眼球突出症による緑内障の1例

著者: 徳島邦子1

所属機関: 1東京警察病院

ページ範囲:P.1423 - P.1425

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 外傷性搏動性眼球突出症は,我国に於ても屡々報告されて居るが,それより緑内障を起した例は報告されて居ない。
 外国では1928年にHudeloにより強調された。H.Sattlerは1880年にこの様な搏動性眼球突出症106例中4例,C.H.Sattlerは108例中の1/8に発見し,Hudeloは1919年から1925年間に集めた64例中16例に緑内障を発見して居る。Sugarは1927年から1939年間に11例見たに過ぎないと述べ,最高眼圧は35mmHg (Schiotz)であり,又他の3例では突出眼の眼圧は,大体正常範囲内ではあつたが,健側眼よりも高かつたと言つて居る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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