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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻1号

1961年01月発行

文献概要

臨床実験

微少角外斜視について

著者: 弓削経一1

所属機関: 1京都府立医大眼科

ページ範囲:P.28 - P.32

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 微少角斜視というのは,Small-Angle Strabismusのことである。之は,只斜視角が小さいということ以外に,興味ある特徴をもつている。又,この種の斜視から,斜視患者のもつ融像機能(異常融像)の実体をうかがうことが出来るので,興味は更に深い。然し,微少角斜視の報告者,例えば,Jarnpolsky3)4), Stanworth&da Cunha8)は,その報告に当つて,誰によつて初めて注意され,誰々によつて,斯々の議論が行われているという様にはのべていない。ここに何かもことしたものが,感ぜられる。斜視臨床の底に流れているわかりにくい問題という気がする。
 Jampolsky4)が,微少角斜視の特徴としてあげているのは,次の様なものである。但し,Jampolskyは,微少角内斜視についてのべたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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