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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻10号

1961年10月発行

文献概要

臨床実験

結核性眼疾患に対するThiasin-INH2者併用及びThiasin-INH-SM又はKM3者併用療法の効果に就て

著者: 三国政吉1 大石正夫1 林日出人1

所属機関: 1新潟大学眼科教室

ページ範囲:P.1067 - P.1075

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 近時SM, PAS, PZA, INHなど一連の抗結核剤の併用により結核症に対し著明な効果があげられているが,Sulfisoxazole (以下SI)の抗結核作用は昭和28〜29年来斎藤,内藤らにより注目されたもので以来各所でSIのin vitro及びinvivoにおけるすぐれた抗結核作用が検討され且つ又実証されて来た。臨床的にはSI-INH併用法が行われ,特にSIが従来の抗結核剤と交叉耐性がない点から,他剤に耐性の結核患者にも用いられて好成績のことが数多報告されている。然しこれらの臨床使用成績の大部分は肺結核症に対するものである。
 私共は今回結核性眼疾患に対し本療法を試みてみる機会を得たので以下にそれらの成績を簡単に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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