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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻11号

1961年11月発行

文献概要

臨床実験

緑内障患者におけるDiurexの使用経験

著者: 岩田和雄1 新保信夫1 鈴木繁也1 林日出人1

所属機関: 1新潟大学眼科

ページ範囲:P.1141 - P.1148

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 Beckerが炭酸脱水酵素抑制作用を有するズルファミン誘導体Acetazolamidに強力な眼圧下降作用のあることを報告して以来,これが緑内障治療に占める地位の極めて大きいことは周知のところである。しかしAcetazolamidにはめまい,皮膚の知覚異常,胃腸障害等いろいろの副作用があり,連用によりAcidosisを来たす危険がある。副作用を出来得る限り除き,しかも眼圧下降作用の強い薬剤の合成に対する研究が進められて来て,このような目的に添うものとしてBritischDrug Hauses研究所で合成されたものがDiu—rexである。
 私共は今回エーザイ株式会社より本剤の提供をうけ緑内障患者に対し試みる機会を得たのでそれらの成績につき以下に簡単に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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