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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻11号

1961年11月発行

文献概要

臨床実験

前房水の水素イオン濃度に関する実験的研究—第8報5chloro−2.4—disulphamyl toluene (Diurex)投与による血液・房水酸・塩基平衡の変動について

著者: 坂上道夫1

所属機関: 1東邦大眼科

ページ範囲:P.1149 - P.1151

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I.緒言
 Carbonic Anhydrase阻害によるNa再呼吸抑制を主役として,又利尿のみでなく眼圧下降剤としてもその有効性を宣伝されたAcetazoleami—de (Diamox)の登場は1950年Roblin氏らの合成に始まることは周知である。そして1954年にはその眼圧下降作用がBeckerによつて報告された。
 以来1957年にはNovello及びSprague氏らによつてChlorothiazideが合成され,その血圧下降作用が注目されるに至つた。これらを契機として各種のBenzothiadiazine系薬剤の合成が行われ,ここにCarbonic Anhydrase阻害剤合成の最盛期を迎えるに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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