icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻12号

1961年12月発行

文献概要

臨床実験

網膜剥離に対するDiurexの応用

著者: 徳田久弥1

所属機関: 1熊大眼科

ページ範囲:P.1251 - P.1254

文献購入ページに移動
 利尿降圧剤として最も新しい製剤であるDiu—rexを網膜創離に試用したので,その結果を簡単に報告する。投与の対象は,網膜剥離5例,原田氏病2例であるが,ECKの特異型に起つた非常に強い結膜浮腫に顕著な効果を認めたので,併わせて報告する。緑内障に対する効果は,動物実験の結果と一緒に後日発表する予定である。Diurexは,1錠中に5—Chloro−2-4—dissulphamyl-tolu—ene50mgを含有する。
 その利尿作用は,内服後2時間位から発現し,ピークは6時間後に現われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?