icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻2号

1961年02月発行

文献概要

特集 第14回日本臨床眼科学会講演集 (1)

凍結乾燥角膜の実験的研究

著者: 竹内光彦1 根井外喜男2

所属機関: 1国立札幌病院眼科 2北大低温科学研究所医学部門

ページ範囲:P.130 - P.140

文献購入ページに移動
I.緒言
 著者の1人竹内は1957年以来,角膜移植材料長期保存の研究を行い,20%グリセリン加凍結保存法1)による動物を用いる同種角膜移植の実験成績を発表しているが,此の方法に依る角膜の生存力に関してはOxygraphによる検討を越智,小山等2)と共に報告した。更に臨床成績に就いては一部34年度北海道医学会に報じ,その総括を第14回臨床眼科学会3)に発表した。
 著者等は1958年以来,これらの凍結保存実験と平行して,更に長期保存が容易であり,又,輸送に有利であるところの角膜凍結乾燥の実験を行つて来た。その成績の一部は第3回凍結及び乾燥研究会4)に発表したが,今回は移植成績の其後の観察と1臨床例並びに組織検索の結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?