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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻2号

1961年02月発行

文献概要

特集 第14回日本臨床眼科学会講演集 (1)

人眼網膜電図(ERG)の律動様小波について(第2報)

著者: 米村大蔵1 青木辰夫1 都筑幸哉1

所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.168 - P.173

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I.緒言
 強い刺激光によつて得られるERGは,多峰性となる事が指摘されている(Cobb&Morton1),Bornschcin & Goodman2))。米村・青木3)及び青木4)も人眼ERGにおいて律動様小波を確認した。更に青木5)6)はこの律動様小波の諸成分の若干のものが二三の眼疾患において消失又は減弱する事を認めた。以後吾々は多数の眼疾患について検索を続けている。上記の諸成績は主に白色光のものであつた。ついで吾々は各種単色光の人眼ERGを探究して来た所,その途上特定の波長領域で得られる律動様小波は極めて特有な形態を取る事に気附いた。今回の目的はこの事実の記述にある。これは吾々の調査範囲では文献上記載を見ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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