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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻2号

1961年02月発行

特集 第14回日本臨床眼科学会講演集 (1)

Euthyscopeによる弱視治療成績

著者: 粟屋忍1 田辺竹彦1 桜井恒良1 三浦富次1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.239 - P.252

文献概要

緒論
 弱視の治療として,健眼遮閉法は既に18世紀Buffonに依ってとりあげられたが,20世紀に入つて,Chavasse等に依り,漸く眼科医の注目する所となつた。しかしその効果は,殊に中心外固視の患者では限界があつて,充分な視力の向上が期待出来なかつた。しかるに最近Cuppers,Bangerter等に依り,弱視の新しい治療法が種種発表されて,注目を浴びた。就中CuppersのEuthyscopeに依る治療法は,簡便なる器具と,治療法の容易なるを以つて,諸家の関心を惹き,既に秋山,赤木,弓削,井上等による成績が発表せられている。我々も又Euthyscopeに依り,50例の治験例を得たので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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