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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻3号

1961年03月発行

文献概要

特集 第14回臨床眼科学会号(2) 綜説

余の白内障全摘出手術について

著者: 鈴木宜民1

所属機関: 1千葉大学眼科

ページ範囲:P.362 - P.364

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1.はじめに
 本邦における白内障の全摘出手術,即ち,嚢内摘出法を論ずる場合,まず井上正澄氏の著書をあげねばらない。それは欧米諸家の術式を紹介し,或は氏自身の方法と成績を詳細に述べたもので,戦後,欧米に比して遙かに遅れていた本邦の白内障手術の進歩に,大きな寄与をなしたからである。その後も同氏は繰返しこの方面の問題に就て,発表を行なつている事は周知の処である。
 井上氏に次いで,佐藤勉氏の白内障手術,特に全摘出手術に対する熱心なる研究発表も逸する事は出来ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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