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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻4号

1961年04月発行

文献概要

特集 第14回臨床眼科学会号(3)

トラコーマの治療過程に於ける結膜の電位差について

著者: 高安晃1 大塚徳平1 井後吉久1 田之上虎雄1 大重源治1 大山美智子1 田代正盛1 山口秀雄1 緒方惟治1

所属機関: 1鹿児島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.464 - P.470

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I.緒言
 著者の一人大塚は1960年日眼総会で発表した通り,トラコーマの診断即ちトラコーマ性濾胞と非トラコーマ性濾胞の鑑別を正常細胞の電位と濾胞に於ける電位の間の電位差を知る事によつて鑑別可能であることを立証した。そこで私共はトラコーマを抗生物質で治療を行う場合トラコーマが次第に軽快して治癒に到るまでの治療過程中の電位差を測定して其電位差の推移に就いて観察したる処極めて興味ある成績を得たので茲に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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