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特集 第14回臨床眼科学会号(3)
トラコーマの治療過程に於ける結膜の電位差について
著者: 高安晃1 大塚徳平1 井後吉久1 田之上虎雄1 大重源治1 大山美智子1 田代正盛1 山口秀雄1 緒方惟治1
所属機関: 1鹿児島大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.464 - P.470
文献購入ページに移動著者の一人大塚は1960年日眼総会で発表した通り,トラコーマの診断即ちトラコーマ性濾胞と非トラコーマ性濾胞の鑑別を正常細胞の電位と濾胞に於ける電位の間の電位差を知る事によつて鑑別可能であることを立証した。そこで私共はトラコーマを抗生物質で治療を行う場合トラコーマが次第に軽快して治癒に到るまでの治療過程中の電位差を測定して其電位差の推移に就いて観察したる処極めて興味ある成績を得たので茲に報告する次第である。
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