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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻4号

1961年04月発行

文献概要

特集 第14回臨床眼科学会号(3)

肥大性眼瞼外反の症例と手術

著者: 小口昌美1 清水貞男1

所属機関: 1日医大眼科

ページ範囲:P.498 - P.500

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 肥大性眼瞼外反は又増殖性眼瞼外反とも呼ばれるものでトラコーマ,瞼板炎等のために下眼瞼が病的に肥厚した際,眼瞼自己の重量により外反したり,又は結膜組織の増殖のために押出されたものである。比較的稀ではあるが原因も不明であるし,又その結膜炎の治療に就ても不満足のことが多い。従つて外反は原因療法と云うことも不可能であるから専ら手術療法を実施する以外には方法がない。
 本症に就ては何れの成書にも一応記載されているが,本症の原因を明確にしたものはない。私共は最近本症の一例に就て手術療法に成功し且つその組織学的所見に就ても一知見を得たので報告することにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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