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特集 第14回臨床眼科学会号(3)
濾紙電気泳動法による家兎葡萄膜の研究
著者: 富田恒成1
所属機関: 1岐阜県立医科大学眼科教室
ページ範囲:P.554 - P.555
文献購入ページに移動 健常家兎と,健常家兎前房に,Mn,MnI,Mco,McI,McII,SM,SM+McI,SM+McII,墨の夫々を注入後2週間のものとで,濾紙電気泳動法によつて,虹彩と網脈絡膜とで,蛋白質,多糖類,螢光物質の各々を,雌雄別,墨白別に検した。
Ⅰ健常家兎網脈絡膜の濾紙電気泳動で,雌雄白兎の最も高い分画は,蛋白では第Ⅰ分画で第Ⅱ第Ⅲ分画が接近し,多糖類で第Ⅰ分画,脂質では第Ⅳ分画次で第Ⅰ分画が近く,螢光物質では第Ⅳ分画であり,雌雄黒兎で最高分画は,蛋白が第Ⅱ分画,多糖類が第Ⅱ分画,脂質が第Ⅱ分画,螢光物質が第Ⅱ分画次で第Ⅳ分画であつた。
Ⅰ健常家兎網脈絡膜の濾紙電気泳動で,雌雄白兎の最も高い分画は,蛋白では第Ⅰ分画で第Ⅱ第Ⅲ分画が接近し,多糖類で第Ⅰ分画,脂質では第Ⅳ分画次で第Ⅰ分画が近く,螢光物質では第Ⅳ分画であり,雌雄黒兎で最高分画は,蛋白が第Ⅱ分画,多糖類が第Ⅱ分画,脂質が第Ⅱ分画,螢光物質が第Ⅱ分画次で第Ⅳ分画であつた。
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