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特集 第14回臨床眼科学会号(3)
角膜移植に於ける凍結保存眼球の臨床応用
著者: 竹内光彦1 小崎雅司2
所属機関: 1国立札幌病院眼科 2北辰病院眼科
ページ範囲:P.555 - P.563
文献購入ページに移動近年,眼球銀行が設立される様になつたが,現在の処未だ眼球の入手と云う事は容易な事ではなく,今後角膜移植の増加に伴い,最大の効果を得るためには長期保存の確実な方法の必要が望まれるわけである。
今後に於て眼球銀行の登録者が増加しても,現在広く行われている方法は,生塩水湿潤瓶中で4℃に保存しているが,48時間以上この方法で保存した角膜を手術に用いる事は躊躇するものがあり,一方このために貴重な眼球を浪費する事になり,眼球銀行現在の保存法には限界があるものである。而して,現在入手し得る少数の贈与眼球では一層長期保存法の解決が望まれるわけである。
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