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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻4号

1961年04月発行

文献概要

臨床実験

前房隅角撮影法について

著者: 石黒元雄1

所属機関: 1横浜市立大眼科

ページ範囲:P.614 - P.619

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I.緒言
 前房隅角検査法(視診法)はTrantas,水尾,Salzmann等の簡便な方法に始まつたが,1925年TroncosoがKoeppe型接着レンズとゴニオスコープによる方法を発表して以来俄かに一般の関心を増し,以後多数の研究者によつて非常な発展をみている。処で前房隅角についても医学のすべての領域におけると同様に正確な記録を残すことが日常診療,研究,教育の分野において極めて重要であるが,写真撮影はその有力な手段の一つである。前房隅角の撮影は技術的にかなり困難な問題があり,現在まで内外において数氏の報告があるが尚研究の余地が少くない。私は今回ゴニオプリズム及びKoeppe型レンズの両者を用いて隅角撮影を行い,一応の成果を得たので報告したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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