icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科15巻7号

1961年07月発行

文献概要

臨床実験

調節麻痺及び調節性眼精疲労におけるAmbenonium chloride (Mytelase)の使用例—Cholimesteraseと眼精疲労の関連性について

著者: 田辺弥吉1

所属機関: 1国立東京第一病院眼科

ページ範囲:P.836 - P.838

文献購入ページに移動
緒言
 私は最近調節衰弱調節性眼精疲労,眼瞼下垂等の患者に就いて米国Winthrop会社製のAmbe—nonium Chloride (Mytelase)を使用してみた所疾患によつては従来の薬品と比べてかなり優れた成績を得たので報告する。なおAmbenoniumChlorideは米国では内科方面で幾多の発表がある外,その注射薬は外科手術後の腸蠕動にも応用されている。本邦では東京大学沖中内科で臨床使用例の研究が発表され重症筋無力症に用いられている。眼科的にも既に使用されていると思われるが本邦での眼科的報告は見られない様なので,未だ数例に試みたに過ぎないが臨床医の立場から詳細な報告は後日に譲る事にして取りあえず茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?