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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻1号

1962年01月発行

文献概要

臨床実験

前房水の水素イオン濃度に関する実験的研究—第6報Benzothiadiazine系薬剤投与による変動について

著者: 坂上道夫1

所属機関: 1東邦大眼科

ページ範囲:P.33 - P.37

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I.緒言
 最近体内電解質代謝(電解質の体内濃度及び分布変化)の変動を惹起せしめる一連の利尿剤の登場によつて,腎に対する影響が研究されると共に体内電解質代謝変動に及ぼす影響から,臨床的に眼圧下降剤として使用されるようになつた。これを顧みると1950年Robin,Miller氏等による一連の炭酸脱水酵素阻害剤発見を嚆矢として,Ace—tazoleamideが生成せられたことに始まる。
 著者はさきにAcetazoleamide (Diamox) Di—phenylmethan−4,4—disulfonamide (Nirexon)の臨床的効果について報告し,第3報においてはAcetazoleamide (Diamox)投与による前房水水素イオン濃度の変動を検討し,電解質中Kと競合し,又Naと交換性をもち,HCO3と不可分な関係にあるH変動から,興味ある結果を報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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