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文献概要
臨床実験
5—chloro−2.4—Disulphamyl Toluene (Diurex)の緑内障に対する臨床的応用
著者: 坂上道夫1
所属機関: 1東邦大眼科
ページ範囲:P.83 - P.84
文献購入ページに移動 炭酸脱水酵素阻害剤として,Sulfa剤系利尿剤の嚆矢として1950年Roblin氏等によつてAce—tazoleamideが合成され,十年を経過する間に各種の系統的薬剤が登場した。眼科的には1954年Becker氏がAcetazoleamideを緑内障治療に用いて以来,各種の炭酸脱水酵素阻害剤が臨床面に登場した。著者もBenzothiazine系薬剤,Neptazane,Cardrase,Nirexon等についてその電解質に対する影響と合せて臨床的効果について検討して来た。
さて今回AcetazoleamideとChlorothiazideの中間の作用形式を推定せしめる本薬剤をエーザイ株式会社を通じて入手したので,対緑内障に対する効果を検討した。ここに新しい降圧利尿剤としての本薬剤についての成績を発表し,大方の御検討を期したいと考える。
さて今回AcetazoleamideとChlorothiazideの中間の作用形式を推定せしめる本薬剤をエーザイ株式会社を通じて入手したので,対緑内障に対する効果を検討した。ここに新しい降圧利尿剤としての本薬剤についての成績を発表し,大方の御検討を期したいと考える。
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