文献詳細
臨床実験
文献概要
I.はじめに
日常の診療に於て行われている眼球運動検査の中で,複像検査としては,燈火と赤ガラスを用いる所謂Candle testまたはその改良法が主なものである。しかしCandle testは簡単ではあるが,あまりにも不正確であるし,またHess或はLancasterのスクリーンを用いる方法は大型でありながら正確な記録が出来難い。
著者の一人野寄は1960年ドイツのミユンヘン大学眼科で,投影式複像検査装置の試作品を見せられたが,大変便利なものに思われた。
日常の診療に於て行われている眼球運動検査の中で,複像検査としては,燈火と赤ガラスを用いる所謂Candle testまたはその改良法が主なものである。しかしCandle testは簡単ではあるが,あまりにも不正確であるし,またHess或はLancasterのスクリーンを用いる方法は大型でありながら正確な記録が出来難い。
著者の一人野寄は1960年ドイツのミユンヘン大学眼科で,投影式複像検査装置の試作品を見せられたが,大変便利なものに思われた。
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