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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻10号

1962年10月発行

文献概要

臨床実験

尿素経口投与の緑内障臨床応用について—易飲性尿素調剤及び使用経験

著者: 相沢芙束1

所属機関: 1札幌医科大学眼科

ページ範囲:P.1037 - P.1044

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I.緒言
 著者は1958年来,血液滲透圧増減と眼圧変化の相関について研究し尿素投与による血液滲透圧上昇と,それによつて惹起される顕著な眼圧下降に着目し,尿素を緑内障臨牀に応用する事について理論的及びその臨牀研究を重ねGalin等と報告した1)2)
 従来,高眼圧眼に対する此の種のOsmotherapy3)は眼圧下降効果の不確実な点,及び一過性な為かえり見られぬ感があつたが尿素は庶糖,萄葡糖,高張食塩水,Sorbitol等の従来のOsmotherapyに比して安全,確実に眼圧を下降しうる事を証明しえた4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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