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臨床実験
尿素経口投与の緑内障臨床応用について—易飲性尿素調剤及び使用経験
著者: 相沢芙束1
所属機関: 1札幌医科大学眼科
ページ範囲:P.1037 - P.1044
文献購入ページに移動著者は1958年来,血液滲透圧増減と眼圧変化の相関について研究し尿素投与による血液滲透圧上昇と,それによつて惹起される顕著な眼圧下降に着目し,尿素を緑内障臨牀に応用する事について理論的及びその臨牀研究を重ねGalin等と報告した1)2)。
従来,高眼圧眼に対する此の種のOsmotherapy3)は眼圧下降効果の不確実な点,及び一過性な為かえり見られぬ感があつたが尿素は庶糖,萄葡糖,高張食塩水,Sorbitol等の従来のOsmotherapyに比して安全,確実に眼圧を下降しうる事を証明しえた4)。
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