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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻10号

1962年10月発行

文献概要

臨床実験

隔日に視野の変動する緑内障の2例—第2報視野の変動と眼圧,全身血圧,眼底血圧の関係

著者: 景山万里子1

所属機関: 1東京警察病院

ページ範囲:P.1047 - P.1054

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I.緒言
 第1報(予報)で述べた如く,一日おきに視野の拡がる日と狭くなる日を訴える緑内障の症例は,内外に未だその報告を見ない。私は視野狭窄高度の末期緑内障で,手術及び薬剤で治療後,視野が隔日に広くなり,狭くなるのを自覚する様になつた2例を経験したので,眼圧日差,全身血圧,眼底血圧,脈膊,呼吸等と,視野変動の関係を調べた。症例の所見,治療,経過については第1報で述べたので極く大略のみ記す。
 症例1は32歳女子,症例2は54歳男子,何れも両眼眼圧亢進著明,流出率極小,視野,眼底変化強く,狭隅角で,全身血圧低く,眼圧全身血圧比が小さい。視力は第1例は右正常,左0,第2例は右50cm手動,左0である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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